【レポート】「〈承認〉のフロンティア研究会」第一回読書会
Ch.テイラー,「承認をめぐる政治」(報告者:吹上・平田)
日時:2009年5月11日 18:50-21:00
場所:関西学院大学上ヶ原キャンパス 社会学部棟院生控室
報告はテクストに基づき、節ごとに重要と思われる論点を注釈を交えながら説明しました。
テイラーの主張は近代から現代へといたる大きな社会的変動を視野に入れており、そうした背景のもと、文化やアイデンティティへの承認が今日に至る中でますます重要になってきていることを強調しました。
このテイラーの主張に対しては読書会を通じてさまざまな意見がなされましたが、細かな時代区分を導入し、「現在性」という観点から見た場合には、また違った見方や主張もできるのではないかというのが主な部分であったと思います。
今回の読書会では、参加者から活発な意見・質問のやり取りが起こり、全体としてたいへん有意義な時間になったと思います。参加されたみなさんありがとうございました。
報告者:吹上裕樹