【報告】Asia Pacific Week
投稿者:川端 浩平(大学院GP特任助教)
日時:2010年2月8日(月)~11日(木)
場所:オーストラリア国立大学(豪州キャンベラ)
Asia Pacific Weekは中国研究、日本研究、インドネシア研究、南アジア研究、東南アジア研究、環太平洋地域研究という、計6つのアジア太平洋地域研究の分会、およびそれらを横断する共通企画・公開講義から構成されている。このうちわれわれの参加したのはこのうち日本研究分会(Japanese Studies Graduate Summer School)、そして共通企画・公開講義である。
「summer school」と通称されているとおり、これはあくまで参加者の大学院生が中心となるワークショップである。今回は、各研究分会について日本研究(51人)、環太平洋地域研究(32人)、中国研究(26人)、インドネシア研究(23人)、東南アジア研究(20人)、南アジア研究(19人)、合計171人の大学院生が各地から参加している。日本研究分会での研究報告は36本であった(共同セッションにおける他分会からの発表も一部ふくむ)。参加者らは会場での報告と討論のほかにも、期間中大学の寮に宿泊し日常的な交流をおこなう。そうしたなかで、将来につながるネットワークも広がっていくかもしれない、というしくみである。
すべての研究報告と講義は英語でおこなわれる。質疑応答や討論も基本的に英語が使用されるが、日本語を理解する参加者も多かったため、議論への参加ハードルを調整するために日本語での質疑や討論も、そのつど会場でのスタッフや参加者のアシストによって可能となっていた。
文:川端 浩平(大学院GP特任助教)

写真:研究報告の様子
※より詳しい報告は「Asia Pacific Week (豪州・オーストラリア国立大学)に関する報告(参加レポート集)」をご覧ください。