【レポート】「〈承認〉のフロンティア研究会」第四回読書会
Z.バウマン, 『リキッド・ライフ』(報告者:吹上)
日時:2009年9月7日 13:00-16:00
場所:関西学院大学上ヶ原キャンパス 社会学部棟院生控室
本日9月7日(月)午後から、承認班読書会「バウマン『リキッド・ライフ』を読む会」がおこなわれました。
バウマンの社会理論の基本的な認識・用語(個人化・消費主義・ソリッド/リキッドの区別)の説明を簡単に行った後、本題の第二章「殉教者から英雄に、英雄から売れっ子に」について発表していきました。
論旨は割合明快に伝わったと思われますが、そこからどのような議論が敷衍されるかについてメンバーそれぞれの視点を打ち出してゆくかたちで話し合いが行われました。
その中では主に、「有名性」と社会とのかかわり方の変容を捉える視点、犯人/被害者、有名/無名などの区別が生み出す排除の問題などについて意見が出されました。
その他、「体感治安」に関する問題など話題は多岐にわたりましたが、最後に今後の予定の変更を話し合って締めとなりました。
報告者:吹上裕樹