【レポート】第2回研究会「東アジアの現在」研究会

2009年3月25日(水)13:00~16:00
主催 * 研究班「東アジアのストリートの現在」


講師:全泓奎 さん(大阪市立大学都市研究プラザ准教授)


ホンギュさんはこれまで、社会的に不利な地域(韓国)における住民の居住の権利を守るために、住み込みながら支援活動をおこなってきた。強制排除の際に、激しい闘争にも参加されてきた。ホンギュさんにとって、研究は、住民のニーズを満たすためのツールとなる。2000年前後から日本にも留学されていたが、日本の「環境整備」は、もっとも必要とされる人々に届いていないという問題感心から、野宿者(宮下公園)の支援に参加されてきた。現在は、在日コミュニティの調査等を精力的に行われている。

まず、「社会的に不利な地域」をとらえるうえで有用な「社会的排除論」が紹介された。これまでの所得(結果)を基準とした「貧困」概念ではなく、教育・健康・社会関係といった複合的なプロセス問題として「社会的排除」概念が述べられた。そして、このような地域における、住民のニーズをどのように実現してくのか、その具体例として、フィリピンと韓国のコミュニティーオーガニゼーションを紹介された。


※より詳細なレポートは下記に掲載しております

■第2回研究会「東アジアの現在」(pdfファイル)

posted on 2009-05-29