【写真&レポート】第1回計量社会学セミナー(2009年3月7日~3月9日)に参加して

写真 セミナー終了後
3月上旬、ネパール・トリブバン大学ネパールアジア研究センター(CNAS)との計量社会学セミナーに参加した。 3/7から3日間行われたセミナーでは、ネパールの学生とタッグを組み、計量社会学特に今回は統計ソフト“R”を使用してデータを解析しプレゼンテーションする作業に共同で取り組んだ。通訳を介さずに英語でコミュニケーションしたため、大変身近な国際交流を実感できた。
次に、セミナー前の3/5,6の2日間実施したスタディツアーを紹介しよう。 1日目はトリブバン大学CNASのカルキ氏及びアユシュマ氏のナビゲーションでヒマラヤを展望できる高台の村ドリッケルやカトマンズ、パタンと並ぶ古都バクタプールなどを訪問。ドリッケルのナモブッダ寺院の近くでは、サイババもやってきたというバッティ(茶屋)に入って、「ククリラム」というネパールのラムを呑みながら休憩。人はもちろんのこと、店の雰囲気やけっしてきれいとはいえないグラスで飲む酒はローカル感があふれて、ネパールにやってきたことを実感する。 2日目はカトマンズ市内を散策。道端には物乞い、特に男の子の物乞いが多く、明らかに観光客風の私たちのなか何人かはしきりにお金をせがまれる。男の子たちがせがむ相手にははっきりとした基準があるようで、特定のメンバーだけが選ばれる。ルピーをあげるにしてもあげないにしても、すでに物乞いそのものの経験に乏しい私たちには、大いに戸惑わされる経験であった。
その後、3日間のハードなセミナーを終えた最終日(3/10)はヒンドゥ教の春の祝典「ホーリー」日だった。びしょ濡れになりながら水風船を投げ合い、春の訪れを祝う人々でハッピーな街をあとに、その夜のフライトで私たちは帰国の途についた。 スタディツアーでネパールの街のにおいを実感し、国の状況(水や電力不足など)を聞き、体感した上でのセミナーは、国際交流を円滑に進める上において大変貴重な体験であった。
より詳しい報告は「ネパール・トリブバン大学CNAS との計量社会学セミナー (第1回)報告」をご覧ください。